栃木で農園をしている小寺さんから、
大豆を分けてもらえることになったので、
ついに、お味噌づくりに挑戦してしまいした。
ここが小寺さんの農園です
小寺さんの畑は、すべての作物を
無農薬・無肥料で育てています。
去年からいろいろな野菜を分けてもらっていますが、
どの野菜も甘く、やわらかく、元気で、
とても美味しいのです。
ですから、この農園で育った大豆でお味噌を作ったら、
どんなにか美味しかろうと、
作る前からワクワクでした。
小さく小寺さんの姿が見えます
おまけに麹まで、小寺さんの田んぼで育った
お米で作った小寺さんお手製の麹を、
分けていただいたのですから、
私が何かヘマさえしなければ、
美味しいお味噌が出来ないはずはないというものです。
さぁ、気を引きしめて!お味噌づくりのスタートです。
手前味噌の作り方
●材料
大豆・・・・・・2kg
麹・・・・・・・・4kg
塩・・・・・・・600g
●作り方は小寺さんの直伝です
大豆はなるべく潰さない方が味噌の風味がいいとか。
今回は1kgを3分の1くらい潰した味噌に、
残りの1kgはまったく潰さないで
作ってみることにしました。
銀色の鍋は潰した味噌用、
赤色の鍋は潰さない味噌用です。
麹は一般的な作り方の2倍使っています。
麹を2倍使うことでかびにくくなり、
また発酵が進み1ヶ月目からでも食べられるそうです。
@大豆を洗い、一晩水につけます。
(春秋12時間 冬24時間)
A大豆を水ごと火にかけ、煮立ったら弱火で
指でつぶれるくらいやわらかく煮ます。
(5時間くらい)
★この時、すりこぎ、木べら、おたま等
後で使う道具は大豆をかき回すのに使っておきます。
(消毒になるので)
B麹に塩550gを混ぜ、塩切麹を作ります。
★塩は自然海塩「海の精」を使いました。
海の精とは http://www.uminosei.com/uminosei/
Cすりこぎで3分の1 くらい潰します。 ↓ |
Cこちらはまったく 潰さない方です。 ↓ |
D大豆が60度くらいに冷めたら
(60度以上だと麹が死ぬので)
容器の底に塩を少し振り入れ、
その上に、
大豆おたま3杯くらい+麹おたま3杯くらいづつ入れ かき回します。
これを繰り返し一番上の部分は麹を多めに混ぜます。
(カビ防止の為)
★容器はホーロー、陶器など何でも良いのですが、
今回は初めての味噌作りなので、
カビの防止を考えて、 抗酸化作用のあるバケツ
「エコパラダイスペール」を使いました。
2年目からは、前年の味噌を少し取っておき
新しい味噌の一番上に、ふたするように乗せれば、
カビは発生しないそうです。
「エコパラダイスペール」とは
http://www.ecoparadise.com/products.html
E表面をならし、残りの塩をぱらぱらと振りかけます。
(カビ防止の為)
F上に皿のような平たい物をのせ、
皿の外側の味噌が出ている部分を
消毒したスプーンでならします。
そして、上に20%〜30%の重りをのせます。
G麹菌が息が出来て、埃などが入らないように
さらし布2枚ぐらい重ねたものでふたをして、
ゴムひもでとめます。
そして、風通しがよく涼しい場所に置いておきます。
★3日に一度(毎日でもよいです)様子を見て、
かびそうになっていたら、
出ている部分をスプーンでならします。
麹におしつける事で
麹菌が雑菌をやっつけてくれます。
H1ヶ月後に重石をはずし味噌を上下返して混ぜます。(天地返し)
重石を半分にし、1〜2ヶ月ごとに
天地返しをし熟成させます。
I9ヶ月熟成した味噌です。
夏場は発酵が進みすぎ、冷蔵庫に入れました。
麹が多いからでしょう、おみそ汁は
粕汁っぽい風味があり、癖になる味です。
ゆず味噌、しそ味噌、酢味噌などにも適した
とてもおいしいお味噌が出来ました。
ともあれ、手前味噌は格別おいしく感じるものです。