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腸内細菌の悪玉菌が、免疫から排除されない理由
体内の有害物を排除するのが免疫の働きですが、
なぜ腸内細菌の悪玉菌は、
免疫から排除されないのでしょうか?
不思議ですね。
それは悪玉菌には、なんと、
免疫を抑える作用があるからだといわれています。
だから免疫から攻撃を受けずに、
腸内で免疫系と共存できているのだそうです。
免疫が抑制されてしまうと
体内には悪玉菌が繁殖してしまうではないか。
これは一大事!
と慌てたくなりますが、
しかしそう悪いことばかりではないようなのです。
深刻な現代病の一つに、
アレルギーや自己免疫疾患があります。
これらの病気は、
免疫系が過剰に働くために起こりますが、
この疾患にかかりやすい人は、
大腸内に悪玉菌が少ない人が多いそうです。
別の見方をすると、
こうした病気にならないのは、
免疫を抑制する腸内の悪玉菌のおかげだとも言えます。
アレルギーや自己免疫疾患は、
人体にとっては脅威となる病です。
つまり悪玉菌は、
そうした病の抑制機能として、
存在しているのかもしれません。
実際に医療では、
いまこの悪玉菌を使ってアレルギーなどの治療を
試みる実験も行われているのだそうです。
悪玉菌もまた、人体の知恵の中で、
深遠な役目を担った存在であるようです。
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