酵素・発酵ゼミナール concept
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アルツハイマーは腸の病気
一般にアルツハイマーというと、
脳の病気だと私たちは認識しています。
脳の機能が低下して、
今までの記憶や判断力が失われていく、
そんな病気ですから、
脳が原因であると考えてしまいます。
しかしこの病気を、
腸の病気であると、
主張されているお医者さんがいるのです。
長崎の諫早の病院で、
漢方を使った療法で、
患者さんを治療されている、
田中保郎医師その人です。
氏は認知症の中でも、
意識障害や人格障害を伴う、
アルツハイマー型の痴呆症は、
腸が原因ではないか、
と仮説をたてられています。
もちろん脳血管障害などが
原因の認知症もありますから、
あくまでもアルツハイマー型の場合、
ということです。
ちなみに「認知症」というと、
これは病名ではありません。
脳の記憶、判断、認識能力に障害が出て、
社会生活の困難を伴う状態をさす言葉です。
認知症を起こす病の中で、
その60パーセントを超えるのが、
アルツハイマー型で、
その他の原因となる病には、
レビー小体型認知症や前頭側頭型認知症、
血管性認知症があります。
さて認知症の過半数を超える
アルツハイマーとは、
どんな病気なのでしょうか?
アルツハイマーを発病すると、
まず記憶障害が現れます。
次に場所や時間、人物の認識力が
低下してしまいます(見当識障害)。
同時に身体の機能が徐々に奪われて、
行動が不自由になっていきます。
進行は個人差が大きく、
いつまでも元気な人がいれば、
数年で床から起き上がれなくなる方も。
アルツハイマーだからといって、
すぐに寝たきりになるわけではありません。
この病気の原因は脳の中に、
βアミロイドと呼ばれるタンパク質が、
蓄積することで起こるといわれています。
溜まったβアミロイドが脳神経細胞を化させて、
脳を委縮させるのです。
このβアミロイドの原因説に対して、
先の田中医師は、
「腸にも原因がるのではないか?」
と仮説を立てている人です。
それは腸が脳に対して、
大きな影響力を持っていて、
その悪影響の結果、
脳が委縮してしまったのではないか、
そう考えているのです。
もともと人間の遠い祖先は、
ヒドラやヒトデなどといっしょの
腔腸動物でした。
腔腸動物とは肛門を兼ねた口と、
腸だけの生き物で、
そこにはまず腸だけがありました。
脳はずっとあとの進化の中で現れたのです。
実際、それを証明するかのように、
腸と脳の神経の構図はそっくりです。
もちろん神経細胞の数など、
腸は脳にははるかに及びませんが、
しかし脳神経の原画が腸にはあるのです。
また進化の先輩、腸は、
脳の指令なくして、
独自に活動を行っています。
消化・吸収・循環など、
腸は脳の関与なしに働いており、
このことから脳が死んでも
腸が生きている
「脳死状態」の人間は果たして
生者なのか、死者なのか、
医学界では議論が今も続いています。
こうした腸の脳への影響力は、
癒しや幸せ感をもたらす、
神経伝達物質のセロトニンや、
やる気を出させるドーパミンが
腸で作られて、それらが脳に運ばれることで
こうした感情が生まれていることからも
理解できます。
こうした背景を考えると、
腸と脳の活動は密接で、
また腸の影響力は甚大です。
その腸が何らかの原因でバランスを崩して、
そのストレスが脳に伝わると、
脳がほてったりむくんだりして、
脳が委縮していくのではないか、
それがアルツハイマーとして
発症しているのではないか、
とこう田中医師は考えているそうです。
もしアルツハイマーが
腸の影響で起こっているとしたら、
腸を根本から整える野草酵素が、
アルツハイマー改善に
大きな効果を発揮するかもしれません。
野草酵素は腸を整えるとともに、
腸の活動を正常化するので、
腸が生産する脳物質を、
より健全化している可能性があります。
心が不安定になると腸内環境が乱れますが、
野草酵素により腸内環境が安定すれば、
腸の脳物質生産にも好影響を与えて、
アルツハイマーなどの脳疾患改善に、
ひと役買うのではないかと思われます。
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あらたな活躍の未来が
いま拓けようとしています。
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