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発酵食品・ヨーグルトの長寿効果

発酵食品が健康に貢献することを検証したのは、
今から百年も前の、ロシアの微生物学者、メチコフです。
彼は旅行中、ブルガリア人の中で
ヨーグルトを食べていた人には
90歳以上の長寿者が多いことが分かったのです。
ヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を改善し、
長寿を実現するという、
「ヨーグルト不老長寿説」を発表し、
ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

このヨーグルトの健康貢献説は、
医学的な研究が進み、
様々な発酵食品の効能解明に向けられました。
コーカサス地方の「マツオニ」と呼ばれるヨーグルト、
日本では「カスピ海ヨーグルト」として有名な食品には、
くも膜下出血を防ぐ効果が解明されましたし、
アフリカの牧畜民族が愛飲する発酵乳「マース」には、
高血圧や中性脂肪、
コレステロールを抑える働きがあることが分かりました。
またモンゴルの馬のお酒「アイラグ」や、
中近東のラクダのミルクを発酵させたヨーグルト、
カフカス地方の乳酒「ケフィア」などが、
優れた健康効果をもたらすことも認められたのです。

またヨーグルトはガンに効果的なこともわかっています。
肉ばかりたくさん食べるとガンにかかりやすいことが、
実験の結果分かっていますが、
これは体内で肉のたんぱく質を分解するとき、
腸内細菌の悪玉菌の影響で、
発ガン性物質のニトロ化合物を生産してしまうからです。
しかしヨーグルトを食べると、善玉菌が悪玉菌を駆逐して、
腸内環境を整えてくれるため、
大腸ガンや直腸ガンの予防となるのです。
ヨーグルトは発酵食品の研究のとば口になっただけでなく、
今でもその素晴らしい効果で、
私達に健康をプレゼントしてくれています。




　
野草にこだわった「野草酵素萬葉」

医食同源「タオのかまど」のいちおし