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酵素と子供の低体温化


ここ数年、子供達の低体温化が進んでいる、
との声が上がっています。
小学生で約6割、中学生で約7割が、
体温が36℃以下の子供たちだという調査もあるほどです。
低体温とは、自分で体の熱を作りだす力がない状態。
生命力が弱く、したがって免疫力も強靭ではありません。
昨今、子供たちの中にアレルギーやウツ、
糖尿病が増えているそうですが、その主な原因は、
この低体温化にあるようです。

子供たちの低体温は、
なんといっても食事の問題に起因します。
ファーストフードや食品添加物の多いおやつ、
レトルト食品やコンビニ弁当といったものが、
腸そのものにダメージを与えて、
腸内細菌を減少させ、
低体温化を促しているようです。
腸内細菌は消化吸収、循環といった代謝活動や、
免疫活動に重要な働きをする菌です。
この菌が減少すると、
体温が下がることは自明の理ですね。

腸内細菌の量は、
便の量で推測できます。
便の半分以上は腸内細菌とその死骸だからです。
食事で野菜や豆、海藻を食べていた、
かつての日本人の便の量は1日約400gだったそうですが、
現在は半分の200g程度ということです。
つまり腸内細菌も、昔の半分に減っているのです。

腸が弱体化し、
腸内細菌の数が減少している現代日本人。
その子供たちの低低温化が進んでいることは、
こういう面からも充分納得できます。
子供たちの腸と腸内細菌の活性化には、
不自然な食事内容を改めて、
発酵食品や酵素をたっぷり含んだ食品を
子供たちに食べさせることが何よりも重要です。
それが子供たちの低体温化を防ぐ王道だといえます。
欧米では日本食が健康フードであるという認識が
定着しています。
和食は欧米食に比べてカロリーが少ないだけではなく、
副食に発酵食品が必ずついていて、
腸の健康を促進することが健康フードと呼ばれる
所以でもあります。
食卓が酵素が豊富な和食を中心としたメニューに変わると、
子供たちの低体温化も止まることでしょう。




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