不食は腸内細菌がサイなみになる？

健康一口メモ　健康一口メモ

俳優の榎木孝明さんが、
不食を行ったという報道があり、
世間の関心をあつめました。
不食とは文字通りものを食べないことですが、
断食とは違います。
断食には期限がありますが、
不食にはそういうものはなく、
「食べない」という生き方を不食というそうです。

食べないとはいっても、
通常の食事のように食べない、
ということのようで、
まったく食べないわけではないようです。
人によっては青汁だったり、野菜などを、
少量口にしているとか。
しかしなぜ満足にものを食べなくても
不食の人たちは健康に生きていられるのでしょうか？

それにはどうやら私たちの腸に棲む腸内細菌とは、
別種の腸内細菌を保持しているからのようです。
象やサイなどは草食動物ですが、
あの巨体を草をたべることで維持しています。
なぜあのような餌で維持できるかというと、
腸に棲む微生物が食べた草を、
効率よくたんぱく質に変えるからです。
同様に不食を行う人たちの腸にも、
そういう微生物がいるようで、
それでごく少量の植物を食べるだけで、
必要な蛋白質やビタミンを体に得ることができるのだ、
といわれています。

不食は食費節約だけではなく、
美容効果や、
脳力アップも期待できるといわれていますが、
実際、榎木さんは、やせてはいても、
肌がつるつるしていて、元気だったといいます。
しかも集中力がアップして、
せりふ覚えがよくなったという変化も。
だからといって不食を安直に行うことは、
お勧めできませんが、
しかし従来の食事に対して、
新たな視点を与えてはくれるようです。

野草酵素・萬葉