長男長女にはアレルギーが多い？

健康一口メモ　健康一口メモ

アレルギー症状は免疫疾患ですが、
長男や長女は、
この病にかかることが多いそうです。
これは日本に限ったことではなく、
イギリスなどでもそうした傾向が見られるとのこと。
子供のアレルギー症状は育てられた環境と、
深い関係があります。
長男や長女が、その弟や妹に比べて、
アレルギーの罹患率が高いのは、
最初にできた子供ということで、
親が必要以上に大事に育てる、
ということと関係があるそうです。
大事に育てるということは、
いきおい清潔な環境で育てる、
ということになりやすく、
そうした行き過ぎた清潔な環境が、
アレルギー疾患を呼ぶ原因なのではないか、
と考えられています。
次男や二女となると、
親は子育てにも慣れてしまい、
放任主義的な子育てをします。
その違いが、長男長女と弟妹との、
アレルギー罹患率の差らしいのです。

ではなぜ、清潔な環境では、
アレルギーになりがちなのでしょうか？
アレルギーは免疫細胞が起こしますが、
もともと免疫細胞の闘う相手は、
ウイルスや細菌、寄生虫などでした。
ところが近年は住環境は除菌が当然となり、
細菌や寄生虫などが駆除されてしまい、
過度に清潔な環境となってしまいました。
すると免疫細胞は闘う相手がいなくなり、
誤作動して、呼吸で体内に入った、
花粉やホコリなどを叩くようになったのです。

昔の日本人はアレルギー症状などは、
ごくわずかな人しかかかりませんでしたが、
戦後経済が成長し、裕福な暮らしとなって
環境が改善されるにつれて、
アレルギー症の人が増えてきました。
その背景には、
こうした住環境の過度の清潔さがあったそうです。
過ぎた清潔志向の暮らしを改善して、
もっと自然の環境に親しむことで、
アレルギーは改善されていくと考えられています。

野草酵素・萬葉