健康のためを思って、玄米食にチャレンジしたものの、
「やっぱり飽きちゃいますよねー」
という方が結構多いようです。
ま、玄米食はこの味がウマいと分からなければ、
白米のように、毎日食べたくなることはまれかもしれません。
いつのまにか白米の誘惑に負けてしまい、
ひと月ももたない人が多いようです。
こういう場合は、完全に玄米食に食生活を切換える、
という発想を捨てて、
一年間の食生活の健康収支が、
黒字になればもうけもの、くらいに考えてはどうでしょうか。
玄米がそろそろ重くなってきたかなー、
とそう感じ始めたら、
雑穀米や三分搗き、五穀米などにご飯を変えてみるのです。
玄米食を軸にしながらも、
飽きてきたら体に良いご飯に切り替えてみる。
白米がどうしても食べたければ、
メニューに白米を入れてもOKです。
こうして白米ばかりの食生活だった頃よりも、
体に良い食生活を目指すのです。
こうしたご飯サイクルを継続していけば、
一年、二年と経つうちに、
体もスッキリしてくること請け合いです。
もちろん、病気を治すという方には、
この方法はお勧めできません。
あくまで健康増進、というタイプの方向けの、
知恵を使った玄米食の続け方です。
ぜひ、玄米食が継続できないという方は、
この方法を試してみて下さい。
というのも、玄米は体を温める性質があります。
ですから冷え症などの方は、とてもおいしいと感じます。
しかし元気いっぱいで体温が高い子供たちや、
元気な人たち(陽性体質)は、
「玄米、なんだか苦手だなー」ということになるのです。
その人の体質がその食品を欲するかどうかで、
おいしい、まずいと味はわかれますものね。
また、太陽がカッカと照り付ける夏場は、
玄米が重く感じられる季節です。
逆に冬場の方が、食べやすいもの。
玄米食を続けるには、
こうした知識も頭の片隅に置いていてください。