■ごちそう薬菜 野菜別効能をご紹介しています。 |
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にんじん にんじんを約1/2本食べれば、 1日に必要な量のビタミンAが 摂取できるほど・・・ |
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にら 夏ばて解消に最適なにら。 日射病にはにらの青汁を飲むと 元気になるとも・・・ |
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なす 夏の高温から体を守るなすは、 油、味噌、醤油、塩などの 陽性のものと一緒に摂ると・・・ |
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きのこ カロリーが低いきのこは、 栄養価もないと思われがち ですが、さにあらず・・・ |
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せり 春の七草のに詠われているせり。 実はすばらしい薬菜なのです。 |
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■ちゃぶ台日記 日々のわが家の食卓をご紹介しています。 |
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春(3月〜5月) ■ふき味噌ぱすた ■せりしゃぶ ■タラの芽の天ぷら ■よもぎパスタ ■筍のパエリア 他 |
夏(6月〜8月) ■香草ラムスープ ■車麩カツ丼 ■胡麻だれつけ麺 ■スイカの漬物 ■アボカドソーメン他 |
秋(9月〜11月) ■そうめん瓜の前菜 ■栗ごはん ■里芋コロッケ ■銀杏のナッツ和え ■牡蠣パスタ 他 |
冬(12月〜2月) ■にんじん葉飯 ■かぶステーキ ■おせち料理 ■デトックススープ ■ヨモギすいとん 他 |
■薬効別医食同源レシピ一覧 | |
★夏ばて解消−にら料理 にらサラダ にら焼き にら醤油 |
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★ガンを予防する−にんじん料理 人参の炊き込みご飯 にんじんポタージュ かき揚げ茶漬け にんじんの味噌きんぴら にんじんの常備菜 |
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★リウマチ・神経痛に−せり料理 せり蕎麦 せりとシイタケのポン酢和え クレソンのサラダ |
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★夏の高温から体を守る−なす料理 なすの田舎煮 蒸し豚となすのピリ辛だれ なすとみょうがのパスタ 山形の郷土料理だし |
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★免疫力を高める−きのこ料理 きのこご飯 エリンギと根三つ葉の炒め物 なめこ汁 きのこすき焼き しいたけシュウマイ |
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★栄養たっぷり−シモン芋料理 シモン芋のだんご汁 シモン芋の石垣餅 |
にらは昔から、滋養強壮の効果で有名な、
ユリ科の野菜です。。
胃や腸を整えたり、血をきれいにしたり、
体を温めるので、
冷え性や子供の夜尿症によいとされています。
また下痢止め、腰痛にも効果が。
にらの青汁は日射病の気つけ薬、
ともいわれているそうです。
■にらサラダ
にらを生で食べるサラダです。
体が「野菜不足ぎみ」と感じる時には、
是非お試しください。
生姜・みょうが・大葉などの、
香りの強いものをたくさん入れるのがコツです。
●材料(2人分)
・にら1把
・人参適宜
・生姜1かけ
・みょうが1〜2個
・大葉2〜3枚
・サラダ油大匙1
・酢大匙1
・醤油大匙1
・生姜汁適宜
●作り方
にらは4cmくらいのざく切りにします。
人参、生姜、みょうが、大葉は千切りで。
これらを混ぜあわせて器に盛ります。
ドレッシングをかけていただきます。
■おやつにもなる「にら焼き」
「にら焼き」にすると、にらをたっぷり食べられます。
体にパワーがほしいときなどいいかもしれません。
ビールのあてにもいいですね。
たれは甘味噌、辛味噌、酢醤油などで。
●材料 2人分
・にら 2把
・卵 4個
・小麦粉 大匙4
・塩 少々
・だし醤油 小さじ1
たれ(甘味噌、辛味噌、酢醤油)
●作り方
にらは4cmくらいのざく切りに。
にらを卵・小麦粉・塩・だし醤油と一緒に
ガーッとまぜ、あまり厚くしないようにして、
フライパンでゆっくり両面を焼きます。
約2枚分でできあがり。
日本には4〜5000種類のきのこがあるといいます。
ただし食用できるものは約100種程度。
そのうち、しいたけをはじめ、しめじやえのきなどは、
季節を問わずに、
スーパーで年中買うことができますね。
きのこはその豊かな風味に加えて、
90%が水分という低カロリー食品です。
しかもビタミンやミネラルが豊富。
特にたんぱく質や脂肪の代謝をよくする、
ビタミンB2が多いので、
健康的に痩せるダイエットには
優れた食品といえそうです。
また免疫力を高め、
ガンを予防したり増殖を抑えたりする成分、
ベータグルカンもたっぷり。
いま現代人には、ガンをはじめ、
アトピーや花粉症など、
免疫疾患が増えていますから、
きのこはそうした意味でも、
もっと注目していい食品だと思います。
また老化の原因となる活性酸素を除去する力や、
きのこに含まれる成分のエリタデニンには、
血圧や血糖、LDLコレステロールを下げる
作用があり、糖尿病や動脈硬化などの、
生活習慣病の予防効果もあります。
■牛肉なしの「きのこすき焼き」
牛肉を入れなくても、きのこで作るすき焼きは、
ほっぺたが落ちるほどうまいのですぞ!
●材料
・割下
水 1/2カップ
醤油 1/2カップ
砂糖 大匙2
味醂 大匙4
酒 大匙4
だし昆布 5cm角(昆布茶でもOK)
・具材
きのこ(お好みの種類をそろえてください)
白菜・厚揚げ・長ねぎ・しらたき・麩・卵など
●作り方
@割下を作っておきます。
Aきのこは石づきをとって適当なサイズに切ります。
白菜、ねぎも食べやすい大きさにカット。
しらたきは水を切って適当な長さに。
厚揚げは湯通ししておきます。
麩は水で戻してしぼっておく。
Bすき焼き鍋に油を敷いてAを並べます。
C割り下を加えてぐつぐつ煮込みましょう。
Dあとは溶いた卵につけて「いっただきま〜す!」
■ウマイしいたけシュウマイ
しいたけが主役のうまうまシュウマイですよー。
久松育子さんの本、
「一汁一菜」をお手本にしています。
●材料 4〜5人分くらい
・生しいたけ 10枚
・豚ひき肉 150g
・玉葱 1/2個
・シュウマイの皮 10枚
・大葉の千切り少量
・白菜(またはキャベツ)
●シュウマイ調味料
・生姜汁少量
・片栗粉 大匙2
・酒 大匙1
・醤油 小匙2
・ごま油 小匙1
・塩 少々
●作り方
@しいたけは傘と軸に切り離します。
軸はみじん切りにして下さい。
傘は裏側に塩と片栗粉を軽くふっておきます。
盛ったお肉をくっつける接着剤です。
A玉葱をみじん切りにします。
これと肉、@の軸のみじん切りを混ぜ合わせます。
さらにシュウマイ調味料を加えて
よく混ぜてください。
B傘の裏側に肉を盛りつけます。
そしてシュウマイの皮をのせてください。
Cセイロに白菜またはキャベツを敷きます。
しいたけシュウマイを載せて、強火で8分蒸します。
Dしいたけシュウマイが蒸しあがったら、
大葉の千切りを上に飾れば出来上がりです。
醤油と練りからしでいただきましょう。
中華セイロで作ると、
本格的な中華料理の雰囲気を漂わせて、
そのままテーブルに出せますよ。
■このうまさ「なめたらいかんぜよ」のなめこ汁
のっぺい汁風なめこ汁。
ガンを予防するβグルカンたっぷりの
田舎の味わいです。
●材料2人分
・だし汁800cc
・なめこ1袋
・ごぼう、ニンジン、レンコン適量
・三つ葉少量
・酒大匙3
・みりん大匙1
・醤油大匙1
・塩小匙1
●作り方
@だし汁に酒、みりんを加えて、
中に薄切りにしたごぼう、ニンジン、
レンコンを入れます。
A野菜が柔らかくなるまで煮たら醤油、なめこ、
塩を加えます。ひと煮立ちさせたらOK。
Bお椀によそって、三つ葉を散らしていただきまーす。
■きのこ料理の王道「きのこご飯」だよー
今ではきのこはお店に年中ありますね。
昔はきのこご飯といえば秋でしたが、
旬にこだわらず、今では食べたいときに、
食べられるようになりました。
(ま、季節にあった食べものが、
体には一番良いのですが)
今回ご紹介するきのこご飯は、
きのこの香を楽しみたくて、
きのこ以外は一切入れない、
プレーンで王道の「きのこご飯」です。
●材料2人分
・米2合
・きのこ しいたけ、まいたけ、しめじなど、
おこのみきのこを200から300g
・大葉 少々
・醤油 大匙1と1/2
・塩 適宜
・みりん 小匙1
・酒 大匙1
●作り方
@しいたけ 石づきを取り除き、
傘・軸は薄切りにしておきます
しめじ・まいたけは石づきを取り除き、
小房に分けておきます。
A米を研いで炊飯器にいれたら、
調味料を加えてひと混ぜします。
次にきのこを入れますが、
米の上にのせるようにします。
そして炊飯のスイッチオン。
この段階できのこと米を混ぜてしまうと、
炊き上がりにムラができますので注意して。
B炊き上がったら、ご飯を混ぜて、
きのこがムラなく全体に混ざるようにします。
C最後に線切り大葉を添えると出来上がりです。
よりおいしくいただくには、
きのこをサッと焼くか、炒めてから炊く。
このひと手間が香り高いおいしさを引き出します。
★だしをかけた「きのこご飯のお茶漬け」も、
なかなかです。
にんじんが今注目されています。
成分のベータカロテンが、
なんたってスゴイ力を持っているからです。
ベータカロテンは体内でビタミンAとなる前駆物質で、
強い抗酸化作用が特長です。
体の酸化を防ぐので、免疫力が強化されます。
今や日本人の死亡原因ナンバーワンのガン予防が、
期待されている成分です。
また老化防止や、肌・髪・爪を健康に保ちます。
にんじんは食物繊維もたっぷりなので、
お通じの悩みを解消してくれますよ。
他にもカリウム、ビタミンB1、B2、鉄分、
カルシウムも豊富。
にんじんは風邪予防、貧血、冷え性、便秘、乾燥肌、
むくみにもよいのです。
なんだか女性に嬉しい効果が盛りだくさんですね。
カロテンは油に溶けやすいので、
にんじんは、油を使った調理がお薦めです。
カロテンの吸収率が高まります。
また、そのまま生で食べるよりも、
煮た方がカロテンの吸収率が
1.6倍も高くなるそうです。
にんじんを生かすも殺すも、
調理一つというわけですか。
■にんじんポタージュ
にんじんだけのポタージュスープです。
にんじんのもつ甘みをおいしくいただきます。
このポタージュだけで、
1日分のビタミンAを楽々摂取。
たまねぎやベーコンを入れてもおいしいっす。
●材料(2人分)
・にんじん 1本
・牛乳 1カップ
・コンソメ 1個
・コショウ 、サラダ油、バターパセリ 少々
●作り方
@薄切りにしたにんじんを、
少量のサラダ油を引いた鍋で炒めます。
A次にひたひたの量の水を入れ、
にんじんが柔らかくなるまで煮込みます。
B柔らかくなったら、コンソメとコショウを加えて、
ミキサーにかけて粉砕。
C牛乳を加えて、スープが温まったら、
バターを落として風味を出します。
D器に盛って、パセリをちらせば出来上がりです。
■にんじんの常備菜
醤油をかけるとすぐ食べられるし、サラダにしても。
多めに作って、冷蔵庫に保存しておくと便利です。
●材料
・人参2本
・レモン1個
●作り方
千切りにしたにんじんに、
レモンの絞り汁を合わせるだけのお料理です。
にんじんが時間とともに甘みを増してきます。
常備菜として活用しています。
■にんじんのかき揚げ茶漬け
にんじんのかき揚げを、出汁の茶漬けでいただきます。
お蕎麦の付け合せや、かき揚げ丼にしても、
もちろんおいしいですよ。
●材料 2〜3人分
・にんじん 1/2本
・枝豆、三つ葉、天ぷら粉 、揚げ油 適宣
・出汁 800cc
・塩・酒・醤油 適宣
・薬味として、わさび・生姜・ゆずなど、
好みのものを添えます。
●作り方
@千切りにしたにんじんと、
さやから出した枝豆をボウルに入れて、
上から天ぷら粉をふりかけてよく混ぜます。
A次ににんじんがまとまるまで、
ボウルの中に少しづつ冷水を入れます。
BAを4等分にして、からりと油で揚げます。
C出汁に塩、醤油、酒を加えて味を整えます。
D器にご飯をよそい、かき揚げと三つ葉をのせて、
出汁をかけたら出来上がりです。
お好みでゆやわさびなどを加えると
さらにおいしさが引き立ちます。
■にんじんの炊き込みご飯
油揚げは、にんじんのベータ・カロテンを、
効率よく吸収する食材です。
油揚げとにんじんのシンプルなうまさが引き立つ、
炊き込みご飯です。
●材料2人分
・白米2合
・人参1本
・生姜1かけ
・油揚げ1枚
・塩小さじ1/2
・醤油大さじ1
・酒大さじ1
●作り方
@千切りにしたにんじん、生姜、油揚げを用意します。
油揚げは熱湯をかけて油抜きをしてから
千切りにすること。
A釜にといだ米、水(2合の分量)、
@の千切り、調味料を入れて、
混ぜ合わせてから炊きます。
■にんじんの「味噌きんぴら」
にんじんといえば定番のきんぴら作りです。
味噌のうまみがこたえられないこのきんぴらは、
人参の甘さが際立って、もうやめられません。
●材料 2人分
・人参1本
・味噌大匙1/2
・酒大匙1
・サラダ油大匙1
・白ごま適宜
●作り方
@あらかじめ材料の味噌と酒を混ぜておきます。
A油を敷いたフライパンで千切りにしたにんじんを
炒めます。
Bフライパンに@を加えて、
水分がなくなるまで炒めます。
C白ゴマをふると「できあがり〜!」。
12月から4月にかけてはセリの季節。
「セリ、ナズナ」と、
春の七草の最初にも詠われている野草です。
春の七草とは、春の薬草でもあります。
実際、セリには血をきれいにする働きがあり、
解毒や、体の冷えをとる効果が期待できるんですよ。
ですから体が冷えて、血縁循環悪いために起こる、
肩コリやリウマチ、神経痛、
また肝硬変や健胃などにも効果があります。
さて、このセリをおいしく食べるお料理をご紹介します。
●セリ蕎麦
まずは「セリ蕎麦」です。
セリはその香りや風味から、
うどんよりも蕎麦が合いますね。
ざくざくに切ったセリを蕎麦にたっぷりのせて、
シャキシャキ感が残る歯触りで頂きます。
・材料〔2人分〕
出汁〔2カップ半〕
蕎麦〔2人分〕
せり〔1/2束〕
かまぼこ&柚子皮〔適量〕
塩〔適宜〕
みりん〔大さじ1〕
酒〔大さじ〕
・作り方
@出汁に調味料(塩、みりん、酒)を加えて
うまみをつけます。
A前もってお湯を用意します。
まずは蕎麦を茹でるお湯です。
またそれとは別に、
温め直し用のお湯を用意します。
B蕎麦をお湯で茹ます。
茹ったら、冷水で洗い、お湯で温め直します。
C蕎麦を器に盛ります。
D蕎麦の上に、ざくざくに切ったせりをのせて、
かまぼこや柚子皮を加えます。
E@の出汁をアツアツに煮立てて、
盛り付けた蕎麦の上に注いで出来上がりです。
セリのざくざく感が気になる方は、
沸騰させたEの出汁の中にセリを入れると、
セリの柔らか味が増します。
●せりとシイタケのポン酢和え
さっぱりとした早春の味、という風味です。
・材料〔2人分〕
セリ〔1束〕
シイタケ〔2個〕
ポン酢 柚子酢〔大匙3杯〕 醤油〔大匙1杯〕
砂糖〔大匙1杯〕
・作り方
@シイタケはスライスしてください。
セリは5cm位の長さにざく切りにしておきます。
Aフライパンでシイタケを焼き上げます。
シイタケは香ばしく焼くことが大切だよー。
BAにざく切りした主役のセリをいれ、
ざっと炒めます。
器に盛り、最後にポン酢をかけたら出来上がりです。
●食べたあとの根は水栽培
食べ終わったあとに残った根は、
育てることをお奨めします。
すぐにまた芽が出てきて、セリが育ちますよ。
写真は、小石を入れたザルの中にせりを植えたもの。
ザルは水を張った器にいれておきます。
すると、ホラホラ、こんなに育ちましたよ。
根もビッシリ生えています。
高野豆腐はスーパーで買うものだと決めてませんか。
ところがどっこい、高野豆腐は簡単につくれます。
しかもウマい!
いやほんと、湯葉のような美味しさで、
いったん食べたらヤミツキになりますよ。
しかも美容効果もバツグンです。
野豆腐に豊富に含まれている燃焼系アミノ酸が、
体内脂肪の燃焼を促進するので、
ダイエットにはもってこい。
一時はこの効果がテレビで騒がれて、
スーパーで品薄になったことがありましたね。
燃焼系アミノ酸の含有量が、
普通の豆腐と高野豆腐では断然違います。
高野豆腐はたんぱく質が凍結変性しているので、
これが体の新陳代謝を盛んにするそうです。
しかも低カロリー。
加えて太りにくいたんぱく質食品ですから、
健康的なダイエットが可能です。
健康的なダイエットとは、
食を制限するような無理な方法ではなく、
食べながら痩せていく、というやり方です。
またカルシウムやイソフラボン、
鉄分がたっぷりなので、
骨粗鬆症や貧血に効果があります。
そもそも高野豆腐は、
高野山が名前の由来だとか。
高野山のお坊さんが、冬の日に、
豆腐をつい外に出したままにしていたら、
コチコチに凍ってしまったそうな。
ところが、料理に使ってみると、
存外おいしかったので、
以来、凍らせて食べるようになった、
ということです。
現代では冬を待つまでもなく、
冷凍庫で、簡単につくれます。
手づくりの高野豆腐は、
市販のものとは味がまったく別物です。
あの保存料の臭いもありません。
また使う豆腐が、絹ごし、木綿によって、
食感の違いが楽しめますよ。
特に絹ごで作った高野豆腐は、
湯葉そっくりで驚き、感激です。
さて前振りはここまで。
さっそく高野豆腐を作ってみましょう。
●用意するもの
1豆腐1丁
2水きりのあるタッパー
●作り方
1・豆腐を2に入れて、冷蔵庫の中で水切りをします。
2・タッパーの下の水を捨てて、
豆腐を冷凍庫にいれて凍らせます。
3・冷凍庫から出して、解凍します。
再度1、2を繰りかえすと、おいしくなります。
4・できた高野豆腐をお料理に使いましょう。
■豆腐を冷凍するとこんな感じです。
■これは解凍した状態。手作り高野豆腐の誕生です。
●手づくり高野豆腐を使ったメニュー
@「肉ジャガ」
高野豆腐が肉代わり。「肉なし肉ジャガ」。
【材料】〜2人分
・手づくり高野豆腐〔1丁〕
・ジャガイモ〔3個〕
・ニンジン〔小1本〕
・タマネギ〔1個〕
・絹さや〔10本〕
・出汁〔3カップ〕
・砂糖〔大匙2〕
・醤油〔大匙2〕
【作り方】
@鍋に油をたっぷり敷いてください。
A次に手づくり高野豆腐の水分を絞り、
適当な大きさに切ったものを@に入れます。
B表面がカリッとなったら、いったん取り出します。
C鍋に油を足して、タマネギ、ニンジン、
ジャガイモを炒めます。
D砂糖を入れて、
具がやわらかくなるまで煮込んでください。
EBの高野豆腐を加え、醤油を回し入れて煮ます。
F最後に絹さやを入れて、
絹さやが鮮やかな色になったら、出来上がりです。
●手づくり高野豆腐を使ったメニュー
A「煮びたし」
手作り高野豆腐と小松菜の煮びたし
・絹ごしで作った手作り高野豆腐〔1丁〕
・小松菜〔小1束〕
・豚ばら肉〔100g)
・出汁〔3カップ〕
・味醂〔大匙1〕
・醤油〔大匙1〕
【作り方】
@鍋に油を敷いて、豚ばらをカリッと炒めてください。
A鍋に出汁、味醂、醤油を加えます。
B高野豆腐を適当な大きさに切って入れて煮ます。
その際、高野豆腐は絞らずに、
水分のある状態で、お鍋に加えてください。
豆腐の香りがとてもいいのです。
凍った状態のまま加 えても結構です。
C小松菜をさっと加えて、
ひと煮立ちさせたら出来上がり♪
柚子は皮から実から種から残りカスまで、
ことごとく、ぜーんぶ使える結構な果実なのです。
その使いこなし方を伝授しちゃいます。
皮は薬味に。きざんで冷凍保存。
まず、皮の裏の白い部分が極力付かないように、
包丁で丁寧に皮をむきます。
切る大きさは吸い口くらいかな。
切った皮は、密閉できるビンに入れて冷凍庫へ。
ビンの蓋がきちんと閉まるものでなければ、
保存中に皮が乾燥して干からびてしまいます。
ご注意あれ。
この柚子の皮は、お鍋やお吸い物、
うどんやニュウメン、カブの煮物などに落とすと、
おいしさがぐーんと引き立ちます。
果汁はブロックにしてフリージング。
果汁は、大変おいしいので、
酢の代わりとして使えます。
鍋物や酢のもの、ドレッシングなど、
いろいろなものに使い勝手があって、
しかもデリシャス。
市販のポン酢とは比べものになりません。
いつでも新鮮な果汁が使えるために、
果汁は一口サイズにして冷凍保存しときましょう。
その方法は次の通り。
まず絞った果汁を製氷皿に入れて、
冷凍庫で凍らせます。
凍ったら、それをばらしてフリーザーパックに
入れ替えると、
一口サイズの果汁ブロックが出来上がります。
これを冷凍庫で保存しておくのです。
またこの果汁に蜂蜜を加えて、
お湯を注いだ熱々の柚子茶は、
風邪の特効薬ですよー。
種は保湿クリームに
柚子の種で作るクリームは、
肌がしっとりすべすべになる、
昔から伝わるおばあちゃんの知恵の美容術。
作り方はきわめて簡単です。
柚子の種を洗わないでビンに入れます。
洗うと美容成分が落ちてしまうので、気をつけてね。
次に35度のホワイトリカーを、
種の3センチほど上まで注ぎます。
あとは毎日このビンを、シャッシャカ振るだけ。
すると、あらら、トロトロのゼリー状になってきます。
ゼリー状になったら完成です。
これを乾燥した顔や手に塗ると、
肌がしっとりと潤いますよ。
お鍋の夜は柚子風呂じゃよ
さてこれだけ柚子も使ってしまうと、
残るのは白い皮の部分だけです。
ところがこれも、捨てません。
白い皮は布袋に入れて、湯船に浮かべます。
すると香り高い、
お肌ツルツルの柚子湯になっちゃうのです。
柑橘の香りは心を癒し、あ〜、リラックス。
お鍋で柚子を使った夜は、
柚子湯が恒例になりそうです。
お味噌造りは今が旬です!
でも仕込んでから、食べるまでには、
長期熟成の時間が必要ですねー。
2月に仕込んでも、早くて梅雨明けかな。
おいしく味わえるには、
やはり1年くらい熟成させた方がよいでしょう。
ところが通常使うよりも倍の量の麹を使うと、
ひと月でお味噌が出来上がります。
もちろん、このお味噌も、
寝かせるほどおいしくなることは、言を待ちません。
さて一か月でできるお味噌の作り方です。
まずは材料のご紹介。
用意したのは無農薬・無肥料の青大豆250gと、
麹500g。
塩75g。
通常は大豆と麹は1:1の割合ですが、
速成味噌は1:2に麹を倍増します。
作り方は麹の量が違うだけで、
普通のお味噌と一緒です。)
すなわち、大豆をゆでて、熱いうちに丁寧につぶして、
熱を冷まし、これを麹と塩を混ぜたものと合わせて、
よーく混ぜあわせ、
そしてファスナーつきの袋に入れて、
空気をぬいて口を閉じたら、冷暗所に保管します。
(あー、しんど。)
そうそう、最初の2週間は、
4〜5日おきによくもむといいようです。
そしてひと月の熟成を待ちます。
冬の飲み物の定番といえば甘酒です。
体が冷え切った時にアツ〜い甘酒を飲むと、
体の芯から温まりますよね。
でも意外にも、江戸時代では、
甘酒は夏の飲み物だったそうです。
というのも、甘酒にはビタミンB1、ビタミンB2、
ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、
システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、
そして大量のブドウ糖が含まれています。
これって、病院で受ける点滴と
ほぼ同じ成分なんですね。
なので、夏、暑さで疲れた時や夏風邪を引いた時に、
庶民にはよい薬が入手しがたかった当時、
甘酒は格好の栄養剤だったというわけです。
甘酒は俳句では、今でも夏の季語だというのも、
その名残であるとか。
さてさて、体にパワーを与えてくれる
「飲む点滴」甘酒は、
スーパーやコンビニでも簡単に手に入りますが、
手作りのものとなると、
やはり風味も栄養もランクがぐっとアップします。
市販のモノは発酵が止まっていますが、
自家製では発酵が生きているからです。
今年の冬は、このイキのよい甘酒を
手づくりしてみませんか?
■本格的手作り甘酒
<材 料>
もち米又はお米・・・150g
麹・・・200g
<作り方>
@まず、もち米又はお米(150g)で
おかゆを作ります。
できたらそれを60度くらいに冷まします。
温度が高いと麹が死んでしまうので気をつけて。
A次に麹をもみほぐしながら@のおかゆに加えます。
B良く混ぜ合わせます。
C乾いた布巾をかけてふたをします。
ふたをしたら、
温度を50度〜55度の間に保ちます。
その状態を8〜12時間くらいキープしておくと、
出来上がりです。
途中1〜2回かき混ぜること。
温度は60度以上になると、
麹が死んでしまって甘くならないし、
低くても酸味が出ておいしく出来ない、
ということです。
D一番肝心なのが、保温の方法です。
今回はジャーを使って保温する方法を紹介しますね。
まず Cをキルティングですっぽり包みます。
E保温ジャーに、フリースの膝掛けをセットします。
Fキルティングですっぽり包んだDを
Eの中に入れて包みます。
G上から座布団や重いクッションなどでふたをします。
上記の方法で、だいたい55度くらいに保てます。
8時間から12時間待てば、
おいしい甘酒ができますよ!
Hできあがりました!
頂く際にはお湯でのばし、少量の塩と生姜を入れます。
アツアツの甘酒飲めば、日本人に生まれて最高!
という気分です。
薬草1年カレンダー>>
・年間の身近な薬草をご紹介します。
・自宅に近くにも自生している薬草がいっぱいです。
●ふき味噌の作り方
早春、ふきのとうが土から頭をもたげます。
ふきのとうを摘んだら、まわりの固い葉を手で取って、
茹で水にさらしてください。
自生のものは苦味がキツイので、
苦味が苦手な方は、一晩くらいさらしましょう。
ふき味噌は、味噌、砂糖、酒、みりんを鍋に入れて、
火にかけてよく混ぜ合わせます。
味かげんはお好みで。
水にさらしていたふきのとうを、
水を切ってみじん切りにして、
味噌に混ぜれば出来上がりです。
●ふき味噌パスタ
ふき味噌の旨みとコクがイチオシの、
早春の味を満喫するパスタです。
まず薄切りにした玉ねぎをサラダ油で炒めます。
それに湯を加えて5分ほど煮て甘みを出してください。
次にパスタを茹でたら、
先の玉ねぎとふき味噌で和えます。
今回はちょうどふきの青煮があったので、
それも加えてみました。
上記以外はオリーブオイルさえ使っていません。
色味に加えたねぎも余分だったかなと思いました。
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