ふきのとうの季節になると、
あのほろ苦さが好きでふきのとうの味噌を作ります。
ふき味噌の作り方→
ふき味噌は、いつも亭主の酒の肴として、
あっという間に消えていくので、
今年はふき味噌ぱすたを作ってみました。
ふきの香りを消さないようにと、
肉類は一切使っていませんが、
お味噌の旨みとコクがパスタにからんで、
なんとも美味しいパスタができました。
<作り方>
玉ねぎを薄切りにしてサラダ油で炒め、
湯を足して5分ほど煮て甘みを出します。
茹でたパスタを玉ねぎとふき味噌で和えます。
ちょうどふきの青煮があったので、
それも加えました。
オリーブオイル、にんにくなど
余分な香りがつくものは使っていません。
色味にねぎを加えていますが、これも余分でした。
次回はふきの青煮をもっと色よく仕上げて、
それを色味にしたいなと思います。
3月1日
今日は、せりと豚肉とお豆腐だけのしゃぶしゃぶ。
せりを豚肉で巻いて、ぽん酢でいただきます。
独特の香りで春を知らせてくれるセリは
実はとてもすぐれた薬草でもあります。
冬の間に冷えてちぢこまった体をやさしく温め、
滞りがちだった血をきれいにして、
体中に巡らせてくれるのです。
セリが神経痛やリウマチに良いと言われるのは、
この浄血作用によるもの。
セリをたっぷり食べるために、
材料はセリと豚肉とお豆腐だけなんです。
セリにはあまり熱を通さず、
シャキシャキ感が残るくらいがおいしい!
お好みでブルーチーズを巻いても美味ですよ〜。
せりとブルーチーズ!合います♪
せりは身体の毒出し!
この時期しゃぶしゃぶして、
たくさんいただきたいですね。
そして食べ終わった後に残った、
セリの根っこも捨てないで!
簡易水耕栽培で育ててみませんか?
せりの水耕栽培
ザルに小石を入れ、セリの根を植えます。
水をはったボールにザルごと入れれば完成。
こんなに簡単な水耕栽培なのに
面白いくらいどんどん葉が出てきます。
お料理の青みに使えて重宝しますよ。
3月2日
ごちそう薬菜・せり→ せりレシピ→
写真がちょっと微妙なんですが、つくしの煮浸しです。
田舎から伯母がクール宅急便で送ってくれました。
子供の頃には分からなかったこの味が、
この歳になったら妙に懐かしく、
春を食しているようで、とても美味しく感じます。
<作り方>
はかまを取ったつくしは、
塩を入れたお湯でさっと茹でます。
ちょっと濃い目の出汁を煮立たせて、
つくしを入れては冷まし、
冷めたらつくしをあげて、
また出汁を煮立たせて、つくしを入れては冷ます
これを何度か繰りかえすのだそうな。
ずいぶん手間がかかってます。
伯母ちゃんありがとう!ご馳走になります。
3月20日
煮びたしを卵でとじても
耳より養生術「つくし&スギナ」→
甘くておいしい新玉ねぎの季節がやってまいりました。
季節限定ものは、何をさておき食わにゃならぬ
という訳で、新玉ねぎのサラダです。
新玉ねぎには、疲労回復やスタミナ補強に効果がある
ビタミンB1の吸収を助ける硫化アリルが含まれており
血をサラサラにし、デトックス効果もある
といわれています。
生で食べるとより効果的。
<作り方>
玉ねぎは切ってから20分〜30分
空気にさらすと成分が高まります。
薄くスライスした新玉ねぎと
ベランダで水耕栽培している
せりを合わせて器に盛り、
いろどりにピンクペッパーを散らしました。
油ひかえめの醤油ドレッシングでいただいたら、
しゃくしゃくした小気味のいい食感と、
優しい甘さが口の中に広がります。
あまりの美味しさに、
奪い合うようにして完食いしました。
3月22日
セリの水耕栽培→
春の山菜の王様と言われるタラの芽。
タラの芽は何といっても天ぷらでしょう。
スーパーでしんびき(餅米をくだいて煎ったもの)
を見つけたので、衣にしんびきをまぶして揚げたら、
カリッと美味しいしんぴき揚げになりました。
天つゆではなく、岩塩を少しつけていただきます。
ビール片手にタラの芽をほおばる亭主。
「う〜ん、たまらん」って顔してます。
あのグロテスクな棘だらけの
タラの木の芽を最初に食べた人は、
その意外な美味しさに驚いたことでしょうね。
今年も山の幸をぞんぶんに堪能し、
満足いたしました。
3月23日
よもぎは草だんごやよもぎ餅で知られる野草ですが、
3月〜4月の新芽は、お料理にしてもおいしいんです。
また、浄血・造血などのすぐれた働きもあるので、
春にはせっせと食べたい野草のひとつ。
沖縄の長寿は、よもぎを食べるからだ
という噂も聞きますよ。
近所によもぎの生えている場所を見つけたので、
早起きしてちょちょいと摘んできて、
今日はよもぎのパスタです。
<作り方>
摘んできたよもぎはサッと塩ゆでして、
水にさらし、10分ほど醤油洗いします。
醤油洗いとは、
水と少量のお醤油をたらした中に
よもぎを漬けるのです。
醤油洗いをすると、
野草のあくが取れて美味しくなります。
醤油洗いの終わったよもぎは、
細かく刻んでよく絞り、
少量のお醤油で下味をつけておきます。
オリーブオイルで玉ねぎをよく炒め甘みを出します。
そこに豚肉を加えて炒めます。
(今日は味噌粕漬けの豚肉を使いました)
豚肉に火が通ったら、茹でたパスタを加え、
よもぎも加えて出来あがり。
よもぎの香りを楽しむパスタですので、
にんにくは使いませんでした。
よもぎに醤油をしていますので、
ソースの味付けは、
味見をして塩で調節してくださいね。
下味をつけたよもぎが余ったので、
夕飯はご飯にまぶしてよもぎ飯!
これもなかなかいけますよ。
よもぎを食べる会→
3月25日
実は私、お豆腐はご飯とぐちゃぐちゃに混ぜて
食べるのが本当は一番好きなんです。
湯豆腐も冷ややっこも、
気づくとご飯に混ぜて食べています。
「お行儀が悪い!」って叱られそうですけど・・・
でもね、聞いてみると案外多いんですよね、
「お豆腐はご飯に混ぜるのが一番!」って人が。
だっておいしいんだもん♪
そこで、お豆腐ぐちゃぐちゃご飯を、
大きな顔して食べられる方法を考えました。
それが「豆腐丼」です。
<作り方>
お豆腐は細の目に切って、沸騰した鍋で少し温めます。
豆腐をざるに上げて湯を切りご飯の上に盛ります。
お豆腐はぐらぐら煮ると風味が飛んでしまいます。
ひと肌くらいの暖かさが私のこだわりです。
みょうが、シソ、おろし生姜などの薬味を添え、
醤油をたらりとかけてどうぞ。
お豆腐ご飯好きなK子さ〜ん、N本さ〜ん!
心おきなくお豆腐をつぶして頂きましょう。
麦とろ丼やビビンバのように、
お豆腐をご飯と混ぜて食べるのが
「豆腐丼」の作法なんですから。(笑)
4月1日
うるいもこの季節に美味しい山菜のひとつ。
独特のぬめりや甘み、
またしゃきしゃきした歯ざわりが何とも言えません。
あくもほとんどないので、
さっと茹でたら食べられます。
おひたしやサラダもいいですが、
今日はちょっと甘めのからし酢味噌を添えて、
食卓に登場しました。
うるいはギボウシの仲間で、
またの名をオオバギボウシといいます。
食べるのは若芽、
7月頃には薄紫のかわいい花を咲かせます。
ギボウシは丈夫で株が増えるので、
庭に植えておきたい植物のひとつですね。
4月5日
皮付きの筍が出回るようになりました。
皮をつけて下茹でするのが一般的ですが、
私は小林カツ代さんが京都のたけのこ料理店で
教わったという茹で方を20年来続けています。
この方法は時間はかかりますが、やっぱり美味しい。
筍の皮をくるくるむいて2時間くらい
ぐ〜らぐら茹でます。
筍が古かったら米をひとつかみ入れます。
茹で上がったら2〜3時間冷水にさらします。
一晩さらせばもっと美味しくなります。
ここに時間をかけるのがコツです。
私は、1日目に上の柔らかい部分を食べ、
下の硬い部分は一晩さらして次の日のお料理にします。
今日は筍ご飯。
この下茹でした筍と塩少々を、
お米と一緒に入れて炊くだけです。
お醤油を使わずお塩だけで味付けをすると、
春らしいきれいな色に仕上がりますよ。
4月13日
卵白を使った中華風の蒸し煮です。
実はお昼にカルボナーラを作ったら、
3個分の卵白が残りました。
残った卵白を、さてどうするか?
中華には卵白使ったお料理あったよな〜。
と、適当に作ってみましたら、
以外にいけるお味でした。
海鮮スープのしみた卵白は、これはエビ?カニ?
な〜んて錯覚しちゃいそう。
<作り方>
土鍋に白菜、えのきなどをぎっしり入れて、
少なめの帆立スープで蒸し煮にします。
白菜がしんなりしたら、
塩コショウで味を整えて
水溶き片栗粉でとろみをつけます。
卵白をよ〜く泡立てて、鍋に回し入れた上に、
殻とせわたを取ったエビを乗せ、
蓋をしてエビの色が変わるまで蒸します。
4月15日
ふきも4月が旬の食材ですね。
ひすい色が美しいふきの青煮が、
やっぱり一番春らしい感じがして、
いつでも、つい青煮になってしまいます。
ふきは意外にもカロチンを多く含み
抗酸化作用もあるのだとか。
春の香りと歯ざわりを楽しみながら、
健康効果を頂いちゃいましょう。
<作り方>
まな板の上でふきに塩をふりかけ、
ごろごろと転がします。(板ずり)
沸騰した湯でさっと茹でて皮を剥き、
食べやすい長さに切りそろえます。
出汁汁を沸騰させて、フキを入れひと煮立ちさせ、
火からおろして味をしみ込ませます。
4月17日
わけぎ畑の植え替えをするので、
残っているわけぎを全部抜いたと言って
わけぎをたくさんおすそ分けいただきました。
分球して根っこも結構大きく成長しています。
今年最後のわけぎでしょう。
最後のわけぎを惜しみながら、
生のむきあさりでぬたを作ってみました。
生むきあさりは殻をむく手間がないうえ、
濃厚な茹で汁も使えておすすめです。
<作り方>
あさりのむき身は少量の水で茹でておきます。
味噌、砂糖、酢をボールの中でよく混ぜ
合わせあさりの茹で汁でのばします。
お好みでからしを足してからし酢味噌にしても。
わけぎを3〜4cmの食べやすい長さに切り、
さっと茹で酢味噌と合わせます。
無農薬栽培だからでしょうか。
最後でもトウが立った感じはなく、
大きな根っこも甘くて柔らかくて、
とても美味しくいただけました。
4月18日
掘りたての柔らかい新筍が届きました。
昨日、今日と筍三昧です。
わかめを使った若竹煮は筍料理の定番ですが、
今日は昆布と合わせてみました。
筍と海藻の取り合わせは先人の知恵です。
筍は陰性の食べ物。
海藻と一緒に煮ることで中庸に戻しているのです。
これで子供もお年よりも
筍を美味しくいただけるという訳です。
<作り方>
鍋にひと口大に切った昆布を敷き、
その上に茹でた筍をのせます。
(茹で方は筍ご飯を参照してください)
だしを張り、醤油を加えて味を調え(薄味)煮ます。
昆布からもたっぷりだしが出て
筍を美味しくしてくれます。
筍のお刺身
ゆでたままをお刺身にして
わさび醤油でいただくのも乙なものですよ。
筍の香りをぞんぶんに味わえる、
新筍ならではの楽しみですね。
満足!まんぞく!
4月21日
たてつづけに筍ですが、
これが紹介せずにおりゃりょうか!
というほど美味しかったので・・・。
昨日の筍と昆布の煮物のリサイクルです。
あまった煮物をさてどうやって食べようか?
と思案していたら、亭主が
「和風はちょっと飽きた〜。チャーハンにして〜」
それで、チャーハンより簡単なのに豪華に見える
パエリヤを作ることに。
<作り方>
材料は冷蔵庫に1本残っていたなすと、
昨日の残りの筍の煮物、
ベランダ菜園の青ねぎとせりです。
お米2合を洗ってざるに上げ水を切っておきます。
水400ccを沸かしブイヨンと
サフランをひとつまみ入れます。
私は、加藤敏彦の「四季彩々欧風だし」を使いました。
添加物不使用の野菜だけのだしで、
とてもおいしいのです。
鍋に油大さじ4を入れ、お米を炒めます。
お米が透き通ったら、スープを入れ
アルミホイルで蓋をして15分炊きます。
上に筍とたっぷりの油で炒めたなすを並べ
蓋をして弱火で5分。
青ねぎ、せりを散して出来上がりです。
お肉も魚介も入っていないパエリヤですが、
これはいけます!
底にできたおこげがまた美味しい。
筍の新しい世界を楽しめました。
パエリヤ鍋は鉄鍋で代用できます。
私のはすき焼き用の鉄鍋です。
伊豆で釣ったというお魚をいただきました。
鯛の一種だと聞いたので、
きっと濃厚ないいだしが出ることだろうと、
おうどんにしました。
伊豆には変わった魚がたくさんいますが・・・
しかし、この魚、小さな歯がたくさんあって、
ちょっと怖いんです。(汗)
本当に鯛なのでしょうか?
<作り方>
お鍋に頭も一緒に、ぐらぐらとだしをとり、
身はほぐしておうどんにトッピング。
おぼろ昆布、ねぎ、吸い口に柚子を散しました。
ぶさいくでも鯛!
さすがに美味しいだしが出て、
とても贅沢なおうどんでしたよ。
4月25日
カレー味をしっかりつけたタンドリーチキン。
カリカリ感もほしくて、
しんびき(餅米をくだいて煎ったもの)を衣に。
チキンはヘルシーな胸肉ですが、
カレーのスパイシーな風味が効いていて、
物足りなさは感じません。
<作り方>
鶏の胸肉を薄く削ぎ切りにして、
塩、コショウ、カレー粉、ガーリック・・・
(あればクミン、コリアンダー、ガラムマサラなども)
をまぶして少し置いておきます。
溶き卵をくぐらせ、しんびきをまぶして、
たっぷりめの油でカリッと焼きます。
カロリーを気にしなくていい方は、揚げても。
タンドリーチキンなんて
私にしてはめずらしい献立なのですが、
ケンタッキーフライドチキンのCMを見ていたら、
ついこんなものが食べたくなって作っちゃいました。
付け合せにはパプリカ(生)とイタリアンパセリ。
小鉢は切り干し大根とらっきょうとねぎの
マヨネーズ和えです。
4月26日
秋田県特産とんぶり(ホウキグサの実)と
かぶ、きゅうりの酢の物です。
とんぶりは、そのプチプチした食感から
「畑のキャビア」といわれています。
味は淡白ですが、栄養価は高く、
血糖値の上昇を抑える効果、
アルコールの吸収を抑える効果もあり、
悪酔いを防ぎ、酒の肴に最適と
「食と健康に関する辞典」にあります。
このところ、晩酌を控えていた亭主ですが、
今日はとんぶりを肴に少し飲ませてあげてもいいかな。
<作り方>
きゅうりとカブは、線切りにして
塩少々を振りしんなりさせます。
とんぶりをさっと湯通しして水を切り
三杯酢(酢:醤油:砂糖 3:1:1)で和えます。
梅醤油を使ったら風味のよい酢の物ができました。
(梅醤油の三杯酢は、酢は必要ありません)
4月28日
「大袖の舞」という青大豆にはまっています。
(青大豆といっても普通の大豆色)
大豆を食べるならお豆腐か納豆の方がいい
と思っていた私が、
この青大豆の美味しさにノックアウトされてから、
いろいろな大豆料理に挑戦しています。
大豆のサラダなのですが、
同じたんぱく質だからでしょうか?
なんだかツナサラダのような感じ。
蜂蜜味噌バターを塗ったパンと一緒に頂きます。
<作り方>
茹でた大豆をすりこ木でつぶして半殺しにします。
新玉ねぎ、クレソンはみじん切りに。
玉ねぎは20〜30分空気にさらすと
成分が高まります。
大豆と玉ねぎ、クレソンを
マヨネーズで和え塩コショウで味を調えます。
クレソンの代わりに、ねぎやパセリでもOKです。
青大豆のサラダはレタスに包んでいただきます。
蜂蜜味噌バターは、
蜂蜜・味噌・バターを混ぜてペーストにしたもの。
これをパンに塗ってカリッと焼くと、
お味噌とバターの風味が渾然一体となって・・・
これがまた旨いんだなぁ〜!
4月29日
お餅はある意味ファーストフード。
時間がない時など、とても重宝します。
お正月だけでなく、台所に常備しておきたい食材です。
今日はもやしと豆入り餅があったので、
チャチャッと中華風のお雑煮に。
たっぷりめの油でカリッと焼いたお餅に、
辛味と酸味の効いた中華スープがからみつくという、
台湾屋台風なお雑煮に仕上がりました。
<作り方>
フライパンにたっぷりめの油を入れ、
弱火でお餅をじっくり焼きます。
もやしを鍋でざざっと炒め、鶏がらスープ、酒少々、
干し椎茸をパキパキ折って加え、
椎茸がやわらかくなるまで火にかけます。
塩コショウで味を調え、ラー油と酢を少々。
器にお餅を入れ、スープを注ぎ、
クレソンを散しました。
クレソンの代わりに、
青みは香菜でも、ねぎでもお好みでどうぞ。
台湾屋台風雑煮♪
肉なしですが、コクがあって大満足!
亭主喜ぶあるよ。
4月30日
北海道の友人から、
初物のぶっといアスパラが届きました。
朝どりのアスパラをすぐに冷蔵で発送してくれたので、
みずみずしく、生命力にあふれています。
初物は西を向いて笑うんだっけ?
東だったっけぇ〜?
分かんないので、とりあえず・・・
友人のいる北を向いて笑ってからいただきました。
<作り方>
アスパラは根もとの固い皮をむいて2つに切り、
グリルで焦げ目がつくくらい焼きます。
ソーメンつゆに、おろし生姜を加えたタレに
焼いたアスパラを浸します。
ビニール袋にタレとアスパラを入れ、
空気を抜いておく方法なら、
少量のタレでまんべんなく漬かりますよ。
器に盛って、生姜の千切りを飾ります。
生アスパラのサラダ
あまりに新鮮なアスパラなので、
生でも少し食べてみました。
生アスパラと人参とチーズを、
オリーブオイルと岩塩の
ドレッシングで和えたサラダです。
生のアスパラはみずみずしくて、
コリッといい歯ごたえ!
新鮮な朝どりアスパラだから味わえる贅沢ですねー。
5月1日
野菜のグリル→ 茄子とアスパラの味噌炒め→
春の大地を食らう!で
オニタビラコのジャコ炒めをご紹介しましたが、
今日はかき揚げです。
カリカリ感を増すために、桜えびと油揚げと一緒に。
天ぷらにすると苦味はほとんど飛んで、
風味だけが口の中に広がります。
春をそのまま衣に閉じ込めて、
熱々をほおばる幸せといったら・・・♪
スギナの塩をつけて、
さらに春感アップでいただきました。
オニタビラコはちょっと探すと、
どこにでもある草ですが、薬効は抜群!
医療費0円生活を目指す
「タオのかまど」おすすめの野草です。
一度お試しください。
<作り方>
水に塩をひとつまみ入れ、
地粉を溶かし天ぷら衣を作ります。
ざく切りにしたオニタビラコ、
1cmくらいの角切りにした油揚げ、
桜エビを合わせ、その中に天ぷら衣を注ぎます。
衣はうっすら付く程度に!
170℃くらいの油でからりと揚げてください。
スギナの塩は、スギナを乾燥させて
ミキサーで粉にしたものと塩を合わせました。
5月3日
豆腐とオニタビラコのチャンプル→
「 目に青葉 山ホトトギス 初鰹 」
初夏を告げる初鰹の土佐造りです。
初物を食べると75日寿命が延びると聞きますが、
初鰹はその10倍(750日)も長生きできる
ということで、江戸時代は、
女房を 質に入れても食べたい人気魚。
高価なお魚でもあったのでしょうね。
今ではそんなに気張らなくても、
気軽に初鰹を堪能できるいい時代になりました。
その分、長生き神話は薄れている気がしますが・・・
美味しいからいいのだ!
<作り方>
鰹は軽く塩を振って表面を焼き、
表面が焼けたらすぐに氷水にとって冷やし
水気をふき取ります・・・・
とは言うものの・・・
鰹のたたきを買ってくれば、
切るだけだから簡単ですよね。
私もいつもこの手を使っています。(笑)
薄切りにした新玉ねぎを器に敷き、
切った鰹を盛り付けます。
上から生姜、にんにくのみじん切りと
たっぷりの青ねぎを散し、
ポン酢をかければ出来上がりです。
いつも盛りつけると大量の青ねぎで
鰹の姿が見えなくなるほどなので、
写真はねぎを盛り付ける前の状態です。
鰹は血合いが赤いもの(黒くない)、
また表面が虹色に光っていないものが新鮮です。
5月5日
玉ねぎだけで一品なんて、あきれちゃうでしょう?
マクロビオティックの松本光司先生の本にあった
玉ねぎきんぴらの写真が、あまりに美味しそうなので
作ってみたら、目からうろこでした。
お醤油味玉ねぎのきんぴらは、
野菜炒めの塩味玉ねぎとは別物のおいしさ。
玉ねぎは、きんぴらが一番!
と認識が変わったほどです。
特に新玉ねぎのきんぴらは、
甘くてやわらかくて、旨さ格別です。
<作り方>
新玉ねぎを1個を輪切りにして、
油で透き通るまで炒めます。
お醤油大さじ2杯を
(本は3杯でしたが、私は2杯に減らしました)
何度かに分けて入れ、
水分がなくなるまで炒りつけます。
お好みで唐辛子をふっても。
お砂糖は使わないのに、
玉ねぎの甘さが引き出されて美味しくいただけます。
何かもう一品なんて時にも、これはいけますぞ。
5月8日
またまたオニタビラコです。
オニタビラコの身体に優しい苦味に、
だんだんハマってくるのです。
この苦味を活かした、ゴーヤチャンプルならぬ
オニタビラコチャンプル。
たっぷりの油で高温で炒め、
苦味を飛ばすのがコツです。
オニタビラコの葉に、
にんじんとねぎで甘みプラスしました。
<作り方>
最初にたっぷりの油で
強火でオニタビラコの葉を炒め、
苦味を少し飛ばします。
にんじん、ねぎを加えてさらに炒め、
だしの素、塩で味をつけます。
野菜をフライパンからいったん出して油を足し、
ひと口大に切った木綿豆腐を
両面がカリッとするくらい焼きます。
野菜をフライパンに戻して豆腐と混ぜ、
醤油で味を調えます。
ちょっと苦いくらいが
美味しくて食が進みますよ。
5月12日
オニタビラコのジャコ炒め→
オニタビラコのかき揚げ→
近所のスーパーで、新生姜を見つけました。
血行を良くし新陳代謝を高めてくれる生姜は、
医食同源では欠かせない食材。
1年中、いつもお料理に使っています。
でも新生姜は、その時期にしか無い季節物です。
見かけたら、ついつい手が出てしまいますよね。
シャキシャキと柔らかい新生姜を、
今日は生姜ご飯で堪能です。
新生姜ご飯と言うと、
炊き込みご飯にする方も多いかと思いますが、
私のは、炊いたご飯に混ぜ込むだけ。
生の新生姜の歯触りがいいんです。
<作り方>
薄く皮をむき細かい千切りにした新生姜(50g)と、
オーブントースターでカリッと焼いた油あげ(1枚)を
これも細い千切りにして、
炊きあがったご飯(2合)に、
ふわっふわっと混ぜるだけです。
爽やかな香りのさっぱりとしたご飯です。
お好みで青みや塩を散らしてどうぞ。
(写真は人参の葉っぱを散らしています)
そして・・・残った新生姜は、
甘酢漬けにしました。
スライスした新生姜(200g)に、
塩をふって良く水分を絞り、
甘酢に漬け、
(酢150cc、砂糖大さじ5、塩小さじ1/2)
冷蔵庫で保存します。
2日後には、美味しいガリが食べられますよ。
5月13日
野菜はお好きですか?
私は野菜たっぷりの食事をした翌日は、
なんだか身体がスッキリして
元気になっている気がします。
今日はアスパラ・カブ・パプリカを使って
とっても簡単に、たっぷり野菜がとれるメニューです。
カブやパプリカには、ビタミンCが
たくさん含まれています。
また、アスパラは低カロリーなのに栄養価の高い野菜。
アスパラに含まれるアスパラギン酸は
疲労回復にも効果があります。
今では1年中見かけるアスパラやカブですが、
実は今が旬の野菜。
どんな野菜でも旬のものは栄養価高いですが、
茹でずにグリルすることで、
さらに水溶性ビタミンの流出も防ぎます。
<作り方>
カブは皮っをむかずに、パプリカは種をとって、
アスパラは下の方の固い皮を少しむき、
それぞれ一口大に切ります。
野菜をボールに入れ、
オリーブオイルと塩を加えてよく混ぜ天板に並べます。
あとは200度のオーブンで10分くらい焼くだけ。
あまり焼き過ぎず、
カブのシャキシャキ感が残るくらいが美味しいです。
そのままで充分美味しいですが、
おろし玉ねぎのドレッシングをかけても、
さっぱりいただけます。
天板のまま食卓に出してもきれいだし、
本当にあっという間に出来るので、
最近は友人がみえると、
いつもこの野菜のグリルをご馳走している私です。
5月15日
空心菜は別名エンサイとも呼ばれる中国野菜。
カルシウム・ビタミンA・ビタミンC・なども
ほうれん草の何倍もあるうえ、
美味しくてぐんぐん育つので、
今年もベランダ菜園に種を蒔きました。
我が家の空心菜は、芽が出たばかりで
収穫などとんでもないですが、
近所のスーパーで新芽が売られていたので、
空心菜とトマトのサラダです。
空心菜はくせがなく、シャキシャキとても美味しいし、
摘んだはしから伸びて食べられるので、
植えておくと便利ですよ。
水がたっぷり必要な植物なので、
水耕栽培にも適しています。
<作り方>
空心菜とトマトを食べやすい大きさに切って器に盛り、
ベーコンのホットドレッシングを
ジャーとかければ出来上がり!
ホットドレッシングの作り方は、
フライパンでベーコンをカリカリに炒め、
上からオリーブオイル、酢、醤油を加えただけです。
5月17日
空心菜のニンニク炒め→
以前自家製高野豆腐の肉じゃが風を紹介しましたが、
今日は車麩をお肉代わりに使った、
肉なし肉じゃがです。
4等分に切った車麩はちょっと見、
豚の3枚肉のようにもみえますね。
車麩をお湯で戻してよく絞り、
たっぷりの油でカリッと炒めてから煮込むので、
ふんわりしたコクがあって、
美味しさはお肉に負けていません。
<作り方>
焼き色が付いた車麩をいったん取り出し、
ジャガイモ、玉ねぎを炒めます。
車麩を戻して、だし、黒砂糖、醤油を加え、
ジャガイモが柔らかくなるまで煮込みます。
いろどりにせりの葉をちらしました。
車麩ドーナッツ
おやつには、車麩をカリッと揚げて
お砂糖とシナモンをまぶした車麩ドーナッツ。
しっかりした歯ごたえがおいしい!
5月19日
車麩の筑前煮→ 車麩かつ丼→
近所のおばあちゃんから
お手製の沢庵をいただきました。
本物の沢庵は、れっきとした発酵食品。
発酵により栄養価もぐんと上がり、
身体にとてもいい食品なのです。
最近は本物の沢庵をあまり見なくなったと
おばあちゃんは言いますが、
私も沢庵というものは
ぬかにまぶして作るのだということを、
おばあちゃんの沢庵ではじめて知ったのですから、
さもありなんです。
もちろん、そのままお漬物としてもいただきましたが、
おばあちゃんから煮物に入れたり、炒めたり、
チャーハンにまぶしたりしても美味しい
と教わったので、沢庵炒めを作ってみました。
生大根と沢庵を細切りにして油で炒めただけなのですが
本物の沢庵はほんのり発酵の香りがして、
なんとも美味しい炒め物になりました。
生大根と沢庵のコントラストがいい感じで、
親子丼ならぬ、
孫とおばあちゃん炒めといったところです。
5月22日
大豆で出来たハムをはじめて買ってみましたよ。
最近大豆を肉っぽく食べようと、
ナゲットなどにも挑戦しているのですが、
ご紹介できるような出来ではございませんで・・・
大豆がどうしたらハムまで持っていけるのか?
とちょっと興味をもって注文したのです。
見た目はまるでボローニャソーセージのよう。
すごいです!
スモークの香がして、軽く焼くとおいしー。
黙って出されたらきっとお肉と思ちゃいますよ。
開発者に拍手!
どっしりと重い天然酵母の七穀パンの薄切りに、
レタス、トマトとはさんでいただきました。
ぎゅっと滋養のつまったサンドウィッチという感じで、
なんだか体の奥から力が湧いてきそう。
小皿は大豆とにんじんのマリネです。
5月25日
とうもろこしが出回ると、
夏が来たなぁ〜と感じますね。
茹でたり、蒸したりして
バリバリ食べることがほとんどで、
おかずとしては
何となく脇役に徹しているとうもろこしですが、
薬菜としては、びっくりするほど優秀なのです。
利尿に高い効果があり、
腎臓の掃除をして老廃物を出してくれます。
糖尿病にも、胆石、動脈硬化にも効果があります。
<作り方>
一番薬効があるのは、南蛮毛と呼ばれているあの毛。
また、外側の皮にも芯にも薬効がありますので、
捨てるのはもったいない!
そこでコーンスープです。
ジャガイモ、玉ねぎ、にんじんとコーンのスープですが
輪切りにして実をはずした芯と、皮、
そして南蛮毛はだしパックに入れて、
一緒にコトコト煮出します。
毛や皮からもだしが出ますので、
とうもろこしの香りたっぷりの
おいしいスープが出来上がりますよ。
最近スーパーのとうもろこし売り場には
皮を捨てるためのゴミ箱を見かけますが、
南蛮毛や皮も決して捨てることなかれ!
5月28日
とうもろこしご飯→
トロを食べたいけどご飯はちょっと重い・・・・
そんな時の冷製パスタです。
脂ののったトロにピリッとした柚子ごしょうの風味を
効かせていただきます。
まぐろのDHAの健康効果は有名ですね。
しかし、トロに含まれるEPAには、血液を浄化し、
血栓を予防する働きがあることはご存知でしょうか?
EPAは赤身には含まれていないのです。
こってりおいしいトロに
そんな健康効果があるのならば、
たまには大トロを奮発して、
大手をふってトロをいただきたいですね〜。
<作り方>
トロは1口大に切り、
醤油に柚子ごしょうを溶かした液に漬けておきます。
絹さやは塩湯でして冷やしておきます。
茹でたパスタを冷水で手早く冷やし、
オリーブオイル、醤油、
柚子ごしょう少々で味付けします。
トロ、絹さや、しそを飾れば出来上がりです。
5月30日