つくしは頭の部分の胞子が
飛んでいないものを選んで摘みます。
はかまを取って洗い、
蒸し器に広げて強火で3分蒸します。
ざるに広げてカラカラになるまで干します。
干し上がったら、
密封容器に乾燥剤と一緒にいれ保存します。
干し上がるとこんなにがりがりに・・・
煎じて飲んでもいいし、
油でいためて塩をしてお酒のつまみにも。
そのまま食べてもほろ苦くて味わいがあります。
噛めば噛むほどいい味ですよ。
干しつくしをおつゆに入れてみました。
ほのかに、つくしの出汁の味がしますよ。
つくしが終わると、
にょきにょきとスギナが出てきます。
つくし誰の子、スギナの子〜♪
という歌がありました。
つくしが大きくなるとスギナになるんですね。
ですから、スギナもつくし同様、
驚くほどビタミン・ミネラルを含んでいますよ。
タンパク質・リン・カルシウム・マグネシウム
などなど・・・。
中でも、やはりカルシウム含有量はダントツ。
ほうれん草の100倍〜150倍!
スギナは利尿作用があるので、
腎臓病のむくみにも効果があります。
スギナで腎臓結石が流れたという人もいるくらいです。
また、スギナに含まれるケイ酸は
血液中の酸素の活力を高め内臓を元気にするとか、
そのケイ酸は抜け毛予防にも効果がある・・・
な〜んて聞くと、
ますますスギナ摘みに行きたくなっちゃいますね。
日本では荒れた地に生える雑草
というイメージが強いスギナですが、
ヨーロッパでは昔から、
クスリとして用いられてきた植物だったそうですよ。
つくしが生えていた場所は、
一面スギナ畑のようになりますから、
スギナの収穫は、つくしよりもず〜っと楽ちんです。
この時期に、スギナをたくさん摘んで
干して保存しておきましょう。
お茶にしたり、ふりかけ、
パンやクッキーに混ぜ込んだり・・・
いろいろに利用できます。
いろんな方法で、
毎日少しづつスギナを摂りたいですね。
まずはスギナ茶を作りましょう。
摘んできたスギナを水洗いして、
ざるなどに広げて干します。
水気はスギナを持ってしゃっしゃっと振って切ります。
スギナは水分が少ないので、
1日くらいですっかり乾いてしまいます。
右下に広げているのがスギナです。
一緒に干しているのはナズナ(ペンペン草)とヨモギ。
乾いたスギナは手で細かくちぎって、
密封容器で保存しておきます。
もちろん、このままお茶として飲んでもいいし、
ミキサーやすり鉢でさらに細かくして
お料理に使ったりできます。
乾燥したスギナは、
ちょっと青海苔のような香りがしますよ。
ただし!
スギナは収斂作用が強いので、
一度にむしゃむしゃと、
たくさん食べるのはご法度です。
スギナパスタ
スギナビスケット
地粉100g、スギナ粉大さじ2、塩小さじ1/4、
サラダ油大さじ2、甘酒大さじ3を
ボールに入れてまとめます。
筒状にして切り、
150℃のオーブンで20分焼きます。
そして我家の定番は、スギナ塩。
抹茶塩のように、きれいな緑色のお塩です。
これをお料理に使うことで、
自然にスギナの薬効をいただけると言う訳です。
ほんのリスギナの香りがしますが、
お料理の邪魔になるほどではありません。
自然塩を、弱火で炒って水分をとばします。
お塩がパラパラになったら、
すり鉢に移してよくすります。
乾燥したスギナを手で揉んで、すり鉢に加え、
細かい粉になるまで、よくすります。
パウダー状になったら出来あがり!
このくらい細かくしておけば、
スギナの舌触りはないので、
何のお料理に使っても大丈夫です。
オニタビラコのかき揚げ
天ぷらのつけ塩にしても色がきれい。
食卓塩として、いつもテーブルに置いておきます。
こちらはスギナの焼酎漬け。
スギナを20度のホワイトリカーにつけて
エキスを抽出したものです。
スギナを漬けこんで3ヵ月もすれば出来あがりです。
スギナは虫歯にも歯槽膿漏にも効果があるそうです。
スギナの収斂作用で、歯茎がきゅっとしまるのです。
そこで我家では、このスギナエキスを、
リステリン代わりに使っています。
このスギナリステリンを分けてあげた友人からは、
「これでクチュクチュすると、
半日たっても口の中がネバネバしてこないね」
と喜ばれました。
収斂作用が強いなら、肌のたるみも引き締まるかしら?
と、時々顔につけたりもします。
スギナには、美肌・美白効果もあるそうですよ。
歯茎と同様にきゅっと締まってくれるといいけど・・・