6月になり店頭にきれいな青梅が並び始めると、
またこの季節がやって来たなぁ〜
今年は何をどのくらい作ろうかと
ワクワクしながら、準備にとりかかります。
「梅はその日の難逃れ」という言葉もあるように、
梅はおいしいだけでなく、
体にいいことは昔から良く知られていますね。
梅のクエン酸は、疲労回復効果だけでなく、
血液をサラサラにして、高血圧、糖尿病を予防する
効果もあるといわれています。
お肉や甘いものを食べた時は、
梅干を1つ食べるといいとも聞きます。
お肉や甘いもので酸性に傾いた血液を、
梅がアルカリ性に引き戻してくれるのだそうです。
梅干や梅酒だけでなく、梅味噌、梅醤油は
日頃の食事にぜひ取り入れたいですね。
また、梅サワーや梅酵素を作っておけば
夏の飲み物としても重宝します。
今年は梅エキスにも挑戦してみました。
去年、薬草会の平田先生にいただいた
お手製の梅エキスの効果がすごかったのです。
体がだるい時でも、
寝る前に耳かきに軽く一杯くらいなめるだけで、
翌朝にはすっきりして目が覚めるのには
本当にびっくりしました。
梅エキスはいつも家に常備しておきたい逸品なのです。
・青梅・・・1s
・氷砂糖・・・200g〜600g
・ホワイトリカー(35%)・・・1.8リットル
・容器・・・5リットル
@青梅は丁寧に洗い、
6〜8時間水につけてあくを抜き、
梅の水気を良く切り、楊枝でヘタを取ります。
A良く洗い熱湯をかけて乾燥させた保存ビンに、
青梅と氷砂糖を交互に入れ、
ホワイトリカーを注ぎ入れます。
B冷暗所で保存します。約3ヶ月で出来上がりますが、
1年置くとさらにコクが増してくるそうです。
・青梅・・・1s
・氷砂糖・・・600g
・酢・・・1リットル
・容器・・・3リットル
@青梅は丁寧に洗い、
6〜8時間水につけてあくを抜き、
梅の水気を良く切り、楊枝でヘタを取ります。
A容器は良く洗い熱湯をかけて乾燥させた後、
焼酎を含ませたコットンで内側を拭きます。
B青梅の上に氷砂糖を入れ、酢を注ぎ入れる。
C冷暗所で保存します。約2ヶ月で出来上がります。
梅はすっと入れっぱなしの方が美味しいようです。
・青梅・・・1s
・砂糖・・・750g
・味噌・・・1s
・容器・・・3リットル
@青梅は丁寧に洗い、
6〜8時間水につけてあくを抜き、
梅の水気を良く切り、楊枝でヘタを取ります。
そして、焼酎の入ったボールをくぐらせ殺菌します。
A容器は良く洗い熱湯をかけて乾燥させた後、
焼酎を含ませたコットンで内側を拭きます。
B味噌、梅、砂糖と順番に重ねていきます。
C冷暗所で保存します。
時々混ぜて、お味噌がとろっとして来たら
出来上がりです。
・青梅・・・1s
・醤油・・・600cc〜800cc
・容器・・・2リットル
@青梅は丁寧に洗い、
6〜8時間水につけてあくを抜き、
梅の水気を良く切り、楊枝でヘタを取ります。
そして、焼酎の入ったボールをくぐらせ殺菌します。
A容器は良く洗い熱湯をかけて乾燥させた後、
焼酎を含ませたコットンで内側を拭きます。
B容器に梅を入れ、醤油を注ぎます。
醤油から梅が出ていますが、
2〜3日で梅酢が上がって来るので大丈夫。
C冷暗所に置き1〜2ヶ月で出来上がります。
・梅 …2s 無農薬の紀州南高梅を使いました。
・塩 …200g〜400g(梅の10%〜20%)
塩はミネラルをたっぷり含んだ自然塩
「海の精」を使いました。
塩は20%くらいまで増やせます。
多いとかびにくいメリットがあります。
・焼酎…1カップ
容器や梅や手の殺菌にも使います。
・重石…梅の2倍くらい。
―塩漬け―
@梅を丁寧に洗い、水につけて一晩おきます。
(12時間くらい)
A容器は良く洗い熱湯をかけて乾燥させた後、
焼酎を吹きかけておきます。
B梅の水気を良くふき取り、楊枝でヘタを取り、
焼酎の入ったボールをくぐらせ殺菌します。
C容器に梅・塩・梅と入れていきます。
塩ははじめは少なめに、
上になるほど多くふります。(梅酢があがりやすい)
最後に焼酎を加えます。
D重石をのせ容器に紙か布のふたをして
ひもで結び冷暗所に置きます。(4〜6週間)
梅酢が上がってきやすいように
時々容器をゆすって塩と梅を混ぜ、
梅酢が上がってきたら、
上の梅にも梅酢がかぶるように、
1日1回軽く容器をゆすります。
―土用干し―
梅雨明けの晴天がつづく頃、天日干しをします。
ざるに梅を並べ、1日2〜3回くらい
裏返しながら干します。
梅酢も一緒に太陽にあてましょう。
(いい色に仕上がります)
土用干しは普通3日3晩と言われていますが、
天気予報がはずれお天気の悪い日があったりした場合は
下の写真を目安に、水分が抜けるまで干します。
→
干しあがった梅は梅酢にもどして冷暗所に保存します。
シソは入れていませんが、
きれいな色の梅干が出来ました。
梅干は三年物が味も薬効的にも最高だそうです。
その場合、翌年にもう一度土用干しをします。
・青梅(若くて青く固いもの)
・ジューサー
・ボール(ガラス製かホーロー製)
・鍋(土鍋かホーロー製)
・木じゃくし
・容器(梅1sでエキスは盃1杯くらいです)
@青梅は丁寧に洗い、
一晩水につけてあくを抜くきます。
A翌日ざるにあげて梅の水気を良く切り、
金づちか木づちで、梅のなり口かおしりを
ポンと叩いて種と果肉を分けます。
B果肉だけジューサーにかけて、
さらしでこして果汁を取ります。
梅の酸で金属が傷むおそれがありますので、
ジューサーはすぐに水洗いして
酸を落としてください。
C果汁をホーロー鍋か土鍋で
フタをしないで煮詰めます。
ステンレス鍋は水分が飛びにくく適しません。
Dしゃもじでエキスを持ち上げてみて、
一本の糸のようにすーっと落ちるようになったら
出来上がりです。
消毒した容器に入れておくと
常温でも何十年も腐りません。
梅エキスの作り方は
平田真知子先生の「薬草・野菜まるごと健康法」より
★種子の中の仁を加えた作り方も載っています。