以前、薬学博士の村上光太郎先生が、
私たちは、フキも、なすも、ピーマンも、
いいとこはみんな捨てて、
カスばっかりを喜んで食べていると
お話しされていました。
そうなのかぁ〜と、
すごく勿体ないことをしている気がしたものです。
先日、茄子をたくさんいただいて、
茄子のオイル漬けを作ったのですが、
ふと見ると、まな板の上に
茄子のヘタがゴロゴロ転がっています。
そんな時、村上先生のお話が頭をかすめたのです。
これを捨てるのは、どう考えても勿体ない!
で、茄子のヘタの黒焼きに挑戦してみたのでした。
父は甲殻類の黒焼きを長年飲み続けていたし、
(ガンや整腸効果があるらしい)
亭主は花粉の黒焼きで、
重度の花粉症から解放されたので、
私にとって黒焼きは、割と馴染みのあるものなのです。
でも、黒焼きって、
考えれば考えるほど不思議な民間療法です。
黒焼きとは空気を遮断して、原料を炭化させたもので、
成分的には炭素しかないのですが、
それがなぜか、私たちの健康を守るのです。
炭になってもモノそのものの情報は
何らかの形で残っており、
その情報を体が受け取ることで、
症状が改善されていくといわれていますが、
まだ科学的に証明はされていません。
臨床的に効果が証明されているだけなのです。
ですから私も、臨床実験の一症例として、
茄子のヘタの黒焼きを試してみたいと思います。
<材料>
●茄子のヘタ
●クッキングホイル
●土鍋
土鍋は汚くなってしまうので、
廃品になるようなものをお使いください。
私は100円ショップの土鍋です。
<作り方>
茄子のヘタを、クッキングホイルで包みます。
クッキングホイルの上にヘタを置き、
クッキングホイルを二つ折りにします。
3方を空気が入らないようにキッチリと折ります。
端を2〜3回折り返してください。
さらに同じように上からクッキングホイルで包み、
これを3回繰り返し3重包みにして、
空気が入らないようにします。
空気が入ると黒焼きではなく、ガンの原因といわれる
黒こげになってしまうので、要注意!
鍋に入れてふたをし、中火にかけます。
4〜6時間くらいかけてじっくり焼いてください。
焼けたころ火を止め、必ず冷ましてから
クッキングホイルを破らないように開けてみます。
芯までまっ黒に炭化していたら出来上がり。
茶色いようだとまだ焼きが足りません。
もう一度包んで焼きます。
袋を振ってみてシャラシャラと
澄んだ音が出来上がりの目安です。
4時間焼いて、おそるおそる開けてみると、
まっ黒に焼き上がっていました。
でけた−! 茄子のヘタの黒焼き!
初めての黒焼き挑戦に、感動もひとしおです。
できた黒焼きは、すりこぎで細かくすりつぶして、
密封容器に入れて保存します。
あれから毎日、黒焼きで歯磨きしています。
亭主は歯茎の腫れが、
私は知覚過敏が改善されました。
もう、知覚過敏でびくびくすることなく、
思いっきり歯磨きできますよ。
黒焼き、すごいですね!
使用感は口の中がスッキリ、
さっぱりして気に入っています。
でも、歯磨きしている姿は誰にも見せられませ〜ん。
まるでイカスミパスタを食べたような口ですから。(笑)