体のあちこちが気になるシニアが多い薬草会の方々は、
栄養いっぱいのびわの葉を焼酎に漬けたエキス酒を、
「不思議な水」と呼んで、
まるで宝物のように重宝しています。
薬草会の平田先生がそんなびわの葉を
入浴用として利用する事を思いついたのは
かれこれもう、20年も前のことです。
びわの葉の成分が溶けたお風呂は
なんとも柔らかで気持ちがよく、
精一杯働いた次の日も仕事が苦にならない、
そんな心の余裕がどこかしら湧いてくる
とおっしゃいます。
しかし、1年中枇杷風呂に入るためには
毎年2月に軽トラックに一杯分程の
びわの葉を採ることから始めなければなりません。
それを刻んで乾燥保存して、
それを布袋に入れ鍋で煎じては浴槽に入れるのです。
健康を維持するためとはいえ、
大変なご努力だったと頭が下がる思いです。
その作業を先生は20年間続けてこられたのですが、
ご自身65才半ばになり、
今後年老いて果たしてこの作業が続けられるのか?
しかし、年を重ねれば重ねるほど、
枇杷風呂に入りたいという思いは増していきます。
何かよい方法はないかといろいろ考えた末、
びわの葉での入浴エキスを考案し、
つくってもらう事を思いついたのです。
天然のヒノキの香りをつけてもらい、
たっぷり香りを楽しもうと思われたようです。
出来上がった入浴エキスをさっそくためしてみると、
ヒノキの香りを楽しみながらの枇杷風呂は、
びわだけよりも、
もっともっと気持ちの良いものでした。
と同時に今までの苦労に比べ、簡単で便利。
これなら、どんなに年老いても使っていける!
と感動したそうです。
「2月の葉の摘みとりからの事を考えると、
何と有難いことかと感じながら湯舟の中で
こっくり居眠りが来るほど入っているのは、
永年の苦労の賜を味わっている
考案者の醍醐味ですよ。」
と先生はおっしゃっていました。
採算を度外視した本当に良いものを、
先生ご自身が使うために作ってもらっているので、
製品の質は、市販の類似品とは格段にちがいます。
寒い冬に感じる冷えや痛み、疲れは、
年齢を経るほどに強くなります。
あったかいお風呂でじっくり温め、
シンから体の中をほぐしましょう。
「枇杷葉の風呂」の天然ヒノキの香りに
心身はリラックス。
「枇杷葉の風呂」を真冬のお風呂健康法に
お役立てください。
これまでは、先生の薬草会会員の方のみに
分けていたという枇杷風呂を、
医食同源「タオのかまど」にもぜ
ひ分けていただきたいとお願いしたのは、
実は私自身が、
びわの葉の温灸の体験があったからです。
そしてこんなに簡単にびわの葉の恩恵を
受けられるものがあるのなら、
実はぜひとも自分が使いたいと思ったからでした。
この枇杷風呂のよさを
一人でも多くの方々に味わって頂き、
香り高い枇杷風呂で
体の疲れや悩みを忘れて頂きたいと思っています。
(使い方)
量は普通の浴槽だったら
「枇杷葉の風呂」スプーン一杯(30g)で充分です。
お風呂の中で、とろとろ居眠りするくらい、
ゆっくり枇杷湯を楽しんでください。
そして、上がり湯で体を洗い流さず、
体にエキスをつけたままあがることを
おすすめします。
ご質問は 03-3307-1747