医食同源「タオのかまどに」、
糖尿病に悩まれる方々から、
お問い合わせを頂くことがあります。
お話を伺うと、多くの方が、
低体温ということに驚きます。
糖尿病は消費されない糖が血液中にあまって、
高血糖の状態になった病気です。
それでほとんどの方々が食事療法を心掛け、
運動をされていらっしゃいます。
もちろんこれはお医者さまの指導による
理にかなった、健康回復の方法です。
しかしそれでも体温が依然低いまま、
という方が多いのに驚きました。
糖尿病の重要な原因の一つに、
実は低体温があります。
低体温のために糖が細胞で消費されず、
それで血液中に余って出ているのです。
体温が高くなると、
細胞は糖をうまく取り込むことができます。
運動と食事療法に加えて
暮らしの中で体温をあげる工夫を加えると、
効果は倍増することでしょう。
体温をあげるには、古来から、
歩く(内臓を動かすので効果が高い)、
お風呂などの温熱法、腹巻をする、
発酵食品や体を温める食品をとる、
笑って心身のストレスをとる、
という方法が伝わっています。
こうしたことをぜひ今の養生生活に
加えて頂ければと思います。