加齢に伴い、男女ともに、
尿の悩みが増えてまいります。
男性は前立腺の肥大、
女性は骨盤底筋のゆるみから、
尿が近くなってしまいます。
巷にはいろいろな薬や健康食品がありますが、
こうした尿の悩みを解消する方法の一つに、
前立腺や骨盤底筋の筋肉を鍛える、
という方法があります。
鍛えるというと、
何やら大変そうですが、
実際は大げさな方法ではなく、
ストレッチの「開脚前屈」がそれです。
床に足を開いて座り、
胸をそらすようにして、
前屈していきます。
狙いは胸が床につくことではなく、
足を広げて、前屈することで、
下腹部の中の筋肉、
前立腺や骨盤底筋を刺激して、
ストレッチしていくことなのです。
骨盤底筋も前立腺も、
実は固くなっていて収縮できず、
それで尿のコントロールに
支障をきたしています。
ストレッチすることでこれらの部分が伸び、
柔らかくなります。
すると以前よりも尿のコントロールが
うまくいきます。
また尿の悩みは、
精神的な部分も強いようです。
「おしっこが出るのではないか」
という強迫神経症的な気持ちが、
頻尿を呼ぶこともあるとか。
気持ちをリラックスして、
本当はどうなんだろうと、
検査するつもりで尿に向き合うと、
回数が減ったという人もいるとのことです。