睡眠不足が免疫力に影響を与えることは、
よく知られていますが、
しかし就眠時刻も影響することは、
あまり知られていません。
7時間たっぷり睡眠をとっても、
寝る時刻によっては、
あまり免疫を向上させていない場合があるのです。
ある実験で、午前0時を基点として、
それ以前に寝た人と、それ以降に寝た人の、
免疫の主役リンパ球の上昇度を調べてみたそうです。
すると0時前に寝た人は、
たとえ4時間の短い睡眠だったとしても、
0時以降に7時間たっぷり寝た人よりも、
リンパ球の数値が高かったそうです。
体のリズムは免疫に影響するため、
こうした如実な違いが現れるのですね。
持ち帰りの仕事や、受験勉強などで、
睡眠時間を削らなければならない場合は、
思い切って0時前に寝て、
翌朝早く起きて勉強する方が、
体と免疫のリズムは整えられるので、
頭にも健康にもよいようです。