現代医学をもってしても、腰痛の原因が、
まだわからない状態だといいます。
椎間板ヘルニアなど、
原因がはっきりしたものはわずか15%で、
残りの85%は不明だそうです。
原因説の一つとして、
最近注目されてきたのが精神的なストレス。
腰は体、ストレスは心。
両者をまったく別個に考えてしまうと、
一見無関係に見えてしまいますが、
しかし実は生理的には、
両者は密接に結びついているのです。
怒った時「腹が立った」といいますが、
この時、お腹の腹直筋は固くこわばりっています。
腹壁も緊張して固く締まっています。
まさに『腹が立っている』状態です。
こうした状況が長く続くと、
お腹や腰回りの筋肉に血流障害が生じます。
緊張により血管が細くなり、
血流が悪くなるからです。
血流が悪くなると、
当然筋肉の弾力もなくなり、
固い状態が続きます。
すると腰を傷めやすくなり、
ひどい場合はぎっくり腰などを
招いてしまいます。
怒りなどの精神的なストレスは、
腰痛発生に深く関与しているのです。