人が心の中で強い怒りを押し殺していている場合、
そのストレスが腰痛となって現れることがあります。
「腹が立つ」といいますが、人が怒った時は、
私たちのお腹の筋肉の腹直筋は、
緊張して文字どおりぴんと立っています。
くわえて腹直筋だけでなく、
大腰筋や、腸骨筋といった筋肉も、
怒りの影響を受けて硬くなっています。
これらの筋肉が緊張すると
お腹や腰の筋肉の血行は悪化して、
腰痛を起こすことが多いのです。
ですから腰をマッサージしたり、整体しても、
心の中の怒りのエネルギーを解消しなければ、
時間が経てばまた同じ症状が現れます。
腰痛はこのように心因性の場合も多いので、
腰を治療してもなかなか解決しない場合は
心の問題を考える必要があります。